門構え
数年前に情熱的な番組(ガイヤ? プロフェッショナル?)で左官職人を
観た。流れる様にコテを動かすその場面に
「自分にも出来そう」
すぐに密林で漆喰を購入
仕切りの無いリビングに漆喰壁パーテーションを作ろうと画策。
粉状の漆喰をこのくらいの水の量かな?と手探りで練っていく
練った漆喰を盛板に乗せ、コテで抄くう
脳内ではコテが壁をスーッと流れるイメージが出来ている。
べちゃっ
床に落ちる漆喰
ガサっと壁を擦るコテ
あまりの脳内成功イメージと程遠い現実に、思い描いていた仕上がりとの差に
悔しさがこみ上げる
納得のいく表面になるまで何度も塗り直す。
あれから6年、お店の門構えを内装に合わせ少し重めの雰囲気にしようと色々と考え、
残しておいた漆喰がまだ使えるので再度、漆喰塗りに挑戦することに。
2×4で枠組みを作りアンカーで壁に固定(大家さんの許可はOK)
それを骨組みとして、漆喰に黒の色粉を混ぜたものを塗っていく。
以前の経験から漆喰の粘度を調整して、コテに意識を集中して塗り進めていく
仕上げにハケで薄めた漆喰を塗ってイメージする表面の滑らかさに近づける。
石やコンクリっぽい表情だが、木材なので軽量。外壁に固定してあるので
強度も問題ない。撤去も原状回復も容易な門構えが出来た。
あとから看板と照明を取り付けられるように下穴を開けて完成。
真鍮板の看板とお気に入りの照明についてはまたこのブログで…
書いた人:Toru